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H保育園
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H保育園

急増する、保育園の待機児童数の減少を目指して、ある保育園の建て替えの際に使用した
仮設のプレハブ園舎を改造して、一定期間「分園」として使用する目的で作られました。

そもそもが、仮設の園舎でしたので、当初の施設は最小限のあつらえしかなく、
なおかつ使われていなかった期間もあったので、痛んでもいました。
その上、施設の改造にかかる建設費は市が負担するのですが、一定期間の施設という前提なので、
極めて限られており、厳しい条件下での設計でした。

この逆境で、不十分なままでは、ここに通園するこども達や親たちに申し訳ないと言う気持ちから、
この施設の良いところを見いだし、それをのばすように心がけました。
それは、ここにはのどかな環境の中で、小規模ながらアットホームな雰囲気があるので、
それを生かしてこどもの視線で考るということです。


■道路側全景


手前に砂利敷きの駐車場があります。
プレハブの壁面だけでは寂しいので、壁面に木の格子を貼り付け、そこに動物たちのキャラクターを付けて、親しみやすい雰囲気を作りました。
(森の中の動物さん達のイメージです)

■エントランスの角
園舎は、本体と外廊下があるのみですが、入退出の管理のために、この写真の左側に鍵つきの扉があり、そこが施設への出入り口になります。

■外廊下正面より
外廊下は、内と外をつなぐ中間の空間で、土足と上履きも、手前に見えている部分は土足ですが、その先はほぼ中央から分けて使います。

■園舎と園庭
この園の施設としての魅力は、平屋の園舎と、それに対応したほどよい広さの園庭です。その中間の外廊下は、何の変哲もないのですが、ふつうの心地よさを持っています。

■敷地の奥より
園舎・外廊下・園庭の、普通で理想的な関係です。
高密度の市街地での多層の保育園では実現できません。

■園庭側道路より
敷地内には、お砂場やたくさんの樹木もあり、外遊びもいろいろ出来ます。


さて、「分園」がスタートして3年ほどたった頃、いっこうに減らない待機児童数に対応するために、
さらなる増改築を行い、分園から独立した保育園とすることになりました。

これまで分園では0,1才児を預かり、本園ではその上の年齢のお子さん達を預かると言うことでのスタートでしたが、
独立することで、全ての年齢のお子さん達を預かることになり、必要な増・改築をすることとなりました。
そこで必要になった施設は、本格的な給食施設と、一時預かりのための部屋です。
検討の結果、従来からあるプレハブ部分に保育のための部屋と給食室を、
増築部分に一時保育と職員室等の管理諸室とする事で、
幸いメイン道路側に広い駐車場がありましたので、そこを利用して計画が成立し、実行されました。


■増築部分-1
(北東より)
オレンジ色の部分が増築部分です。

■増築部分-2
(北側)
以前のキャラクターも再登場しています。

■一時預かり室
家庭的な雰囲気で、普段の生活と違和感がないようにしています。

■同上(工事中)
園庭に面しておらず、日当たりもあまり良くない部屋なので、高窓から午前中の光が入るようになっています。


尚、公立の保育園も設計していますので、よろしければそちらもご覧下さい。→大沼保育園へ


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